Our Story
コロナで世界中が大変な時。 死者が何万人と出て、感染者も増える一方。 思うように外出できず、子供たちはお友達にも会えず、公園でも遊べない。 そんな大変で辛い時でも、愛は存在して、その愛をもって助け合うことができる。 いろんな形の愛があるけど、私は今こうして外出できず、仕事もできなくなり一日中家族と過ごす時間ができて、改めて家族のあったかさを感じている。 この愛が私をこの状況から救ってくれている。 もちろん子供たちはうるさくて、喧嘩も多くて、イライラする時もあるんだけど、それもひっくるめて幸せじゃないか私!と思う。 こんな状況だから暗くなるけど、でもこの状況が家族の愛をさらに深くしてくれた。 この歌の歌詞のように、愛の詩をつなげていくのだね。 嬉しい時や幸せな時があって、辛い時や悲しい時があって、全部ひっくるめて人生。 その人生の中で愛とは美しくピュアなもの。 その愛を世界中のみんなでお互いに与え合えたらいいなと思う。 私は歌が好きだから、私の愛を歌に乗せてお届けします。 誰かの元に届きますように。-Minori
世の中はコロナに振り回され、安心できる日々ではなく。。
メンバーもそれぞれもコロナに感染したり、
隔離生活・自粛生活を送り、舞台やイベ ントも延期、
帰国できず、会いたい人に会えない、
我が子を抱きしめることすらもできない。
そんな日々を送っていた最中、Minori Therrien Imaiが
2020年にYouTubeで発信した歌とメッセージに感銘を受けていたフジイアキコ。
そして2021年6月、Hiroko Nagata Bellの書いた反戦をテーマにした英語詩、
日々のありがたみ、そして安心できる日々を願って書いた歌詞にメロディをつけていた由潮。
フジイの提案で、その曲をMinoriが歌い、
コロナの状況にも当てはまる内容に変更することになった9月。
MinoriとHirokoによる2つの想いがここで重なり、
「Thankful」という曲の原点が生まれる。
そして、当初の制作メンバー5人での歌詞についてのやり取りがはじまる。
日本語で歌うことを大切にしているMinoriの意向を受け、
日・英どちらでも同 じメッセージを伝えたいという想いから、
ミュージカル出身のやじともにより2番を和訳に近い日本語歌詞に差し替え、
ミュージカル歌手が歌いやすいようにと、丁寧に作り込んでいった10月。
ラストにコーラスを加えるなどの構想を経て、
全体像が見えてきたところで、
より歌の力を強くすることで、より多くの人に届けられるのではないか、
またコロナ禍でも繋がっていける仲間の素晴らしさも伝えていきたい、と歌い繋ぐ方式に。
Minoriとやじともの劇団四季時代の大切な仲間であり、
素晴らしい歌い手である谷内愛さん、熊本亜記さんへのお声がけをさせていただくことになり、
思い叶っての12月、自宅レコー ディング。
素晴らしい歌声、久々の再会と出会いに沸きました。
ミシシッピから届いたMinoriの歌データと、
Minoriの運営するスクールキッズ達、自身の子どもたちのコーラスを乗せた12月半ば。
どんどん彩られてゆく曲に勇気をもらいながら、更なるコーラスの厚みを目指し、
親交のあったダンススクールの育成グループGro-Wingに依頼 をし、
レッスンを経てのレコーディングをさせてもらう。
可愛い声に癒されると共に、この子達の未来もまた穏やかであってほしいと願う年末。
また、未完成でありながらも、Hirokoが、自身の子どもが通う
NYの公立学校の音楽の先生に聴かせたところ
「この歌こそが、コロナで学校に通えなくなり、長期のリモート学習を乗り越えて、
やっと生徒たちが学校に戻ってこれた、その気持ちをくんだ歌だ。
まさに私が今探していた歌だ」と気に入ってくださり、
学校の発表会の曲として、子ども達によって合唱されたのも同じ頃でした。
そして兼ねてより由潮がその歌声のファンであったKARENさんに偶然出会えたことをきっかけに、
参加の相談を持ちかけるとなんと快諾!
年始には感染予防対策をした中での自宅レコーディング。
より幅広い世代の歌い手に歌ってもらえたという感動と興奮にうち震えました。
そして、今を超えるクオリティを目指すべく、
由潮がコロナ陽性の自粛を経て編曲家の藤巻浩氏にDTM (Desktop music)を学んだ2月。
沢山の時間と労力、情熱、皆んなのアイデア、
何より素晴らしい歌い手たちによる歌の力を、目一杯曲に注ぎました。
歌詞にはコロナ禍を過ぎた世界を描いていることもあり
発表のタイミングを見送ることも考えましたが、
戦争も始まる中、コロナがどうなっていくかも見えない中、
早く穏やかな日々が戻るようにと、祈りと願いをこめて皆んなで作ったこの曲を
今こそ届けるべきだと、この時を選びました。
まだまだ安心できる日々ではないけれど、
それでも夢見ること、Imagineをやめちゃいけない。
子ども達の未来は明るいものであってほしい。
世界が輝くように、全てを乗り越えたような、そんな日がきてほしい。
だから今、繋がって、助け合って、ぬくもりを胸に歩いていこう。
そんな願いを歌詞に託しました。
みんなが愛で包まれますように。